くやの気ままなブログ

大学4年の男が吹奏楽、ゲーム関連の事を中心に書いてゆく。パワプロ再現選手のパワナンバーを公開しています

吹奏楽連盟の問題点

 こんばんはくやです。

 

今回は吹奏楽連盟の在り方について素直に思った事を書いていきたいと思います。

 

最近発覚した不正受給

 全日本吹奏楽連盟の不正受給問題はご存知の方も多いと思います。今年(2020年)の1月末に発覚した問題で、全日本吹奏楽連盟の事務局長と事務局次長が計約1億5200万円を不正に受け取っていたことが判明。

www.sankei.com

 この問題で全国の吹奏楽部員や吹奏楽ファンは連盟に対してより不信感が出たと思います。問題が発覚した直後、インターネット上では「理事長は引責辞任しないのか」といった意見が少なからず見られました。今の連盟の在り方に不満を持っている人は少なくないはずです。

 

謎すぎる審査方法

 今、吹奏楽界で問題になっているのは全国大会の審査方法です。現在は審査員の「ABC評価」で金賞・銀賞・銅賞のいずれかの賞が得られる事になっています。

……が、

 この審査方法に納得行かない人は数多くいます。何がいけないのかを説明します。まずは下記の「審査方法について」をご覧ください。⬇️

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全日本吹奏楽コンクール審査内規

 1番意味不明なのが第4条。😑

 9人の審査員のうち過半数の5人以上がA評価だと金賞、反対に過半数がC評価だと銅賞、それ以外だと銀賞になるという事。と、いうことは…

 

 A A A A A C C C C→金賞

 A A A A C C C C C→銅賞

という事もある。普通に考えてヤバイ。また、審査員がもし「全団体金賞レベルだ!」と思っていてもA評価を付けられる団体数は決まっているので金賞レベルの演奏をしてもB評価を付けられる可能性もある。この審査方法が導入されたのは2013年、つまり理事長が丸谷氏になってから。なので今回の不正受給問題で「理事長引責辞任」の声がよく聞かれるんだろうな。

講評が無い

 全国大会の審査用紙だけ講評が無い。A,B,Cのどれかにマルがしてあるだけ。なぜかはわからん。なのでどうしてその評価になったのかがわからない。不透明すぎる。県大会や支部大会などでは普通に書いてあるんだけどな。

 あと、課題曲・自由曲をまとめて評価しているので詳しい評価は一切わからない。ちなみに2012年までは課題曲・自由曲別々に採点していた。

 

なぜか関西支部にだけあるシード制

 関西支部代表として全国大会に出場した団体は翌年関西支部から出場することになっている。いわゆるシード。なので関西支部大会以前の地区大会や県大会は免除される。なぜ関西支部だけシード制なのかよくわからないけど、丸谷氏が顧問・指揮者を務める学校があるからという考えが一般的。丸谷氏が指揮する高校は超強豪校で、毎年当たり前のように全国大会に出場し、当たり前のように金賞を掴んでいる。別にこの高校やこの高校の部員が悪いわけでは無いのでこの事には触れません。笑 何も言ってないよ。

 

最後に

 僕は高校時代、全国大会で金賞を取るためにあらゆるものを犠牲にして努力に努力を重ねた。学校としては僕が在籍していた3年間で3回全国大会に出場して3回とも銀賞だった。何が辛かったかというと、なぜ銀賞なのかがわからなかった事。どうしてこの審査員はB評価をつけてこの審査員はA評価を付けてくれたのかを知りたかった。講評が書いてあったら納得できたし、もやもやした気持ちにもならなかったと思う。周囲の大人も「今のこの制度じゃしょうがない」とかなんとか言っていて悲しかった。高校を卒業するまで「制度が違ったら金賞だったかもしれない」とずっと思ってた。

 全国大会だけじゃなく、全国の吹奏楽部員がコンクールでモヤモヤした気持ちにならないように制度が改善される事を祈ります。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😉